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白白明け

しらしらあけ異読 しらじらあけ
名詞
1
標準
dawn
文例 · 用例
夜のしらしらあけに、小僧さんが門口を掃いておりますと、納豆納豆――) とだけ申して、(ええ、お御酒を頂きまして声が続きません、助けて遣っておくんなさい。
泉鏡花 春昼後刻 青空文庫
」 死骸はその日|終日見当らなかったが、翌日しらしらあけの引潮に、去年の夏、庵室の客が溺れたとおなじ鳴鶴ヶ|岬の岩に上った時は二人であった。
泉鏡花 春昼後刻 青空文庫
芳町辺の一むれが、幹事まじりに八九人、ここの大池の公園をめぐって、しらしらあけに帰ったのが、池の彼方に、霧の空なる龍宮の如き御堂の棟を静な朝波の上に見つつ行くと、水を隔てた此方の汀に少し下る処に、一疋倒れた獣があった。
泉鏡花 露萩 青空文庫
このまだ陽が上りません、霜のしらしらあけが一番よく取れますって、それで、いま時分お着になります。
泉鏡花 鷭狩 青空文庫
……聞いてもうまそうだが、これは凄かったろう、その時、東京で想像しても、嶮しいとも、高いとも、深いとも、峰谷の重なり合った木曾山中のしらしらあけです……暗い裾に焚火を搦めて、すっくりと立ち上がったという、自然、目の下の峰よりも高い処で、霧の中から綺麗な首が。
泉鏡花 眉かくしの霊 青空文庫
現に、小母さんが覚えた、……ここへ一昨年越して来た当座、――夏の、しらしらあけの事だ。
泉鏡花 絵本の春 青空文庫
ええ、その苺という紅い実も、火をつけて、火をつけて、とうつくしい、怜悧な娘が教えたのかも知れないのに……耳を塞ぎ、目を瞑って、転んだか、躓いたか、手足は血だらけになって、夜のしらしらあけに、我が家で、バッタリ倒れたんです。
泉鏡花 河伯令嬢 青空文庫
「値をききました始めから、山媽々が、品は受合うぞの、山媽々が、今朝しらしらあけに、背戸の大釜でうで上げたの、山媽々が、たった今、お前さんたちのような、東京ものだろう、旅の男に、土産にするで三|疋売ったなどと、猛烈に饒舌るのです。
泉鏡花 菊あわせ 青空文庫
作例 · 標準
山頂で白白明けを迎え、ご来光を拝むことができた。
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まだ白白明けの時刻だが、市場には活気が満ちていた。
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白白明けの空が、徐々に藍色から明るいグレーへと変化していく。
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