揶揄い
からかい
名詞頻度ランク #39545 · 青空 0 例
標準
teasing
文例 · 用例
クックという忍び笑いを入れて囁くように呼ぶ声は、揶揄い交りではあるが、決して悪意のあるものではなかった。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
只今、ご主人も奥さまもお留守のことをよく申し上げて」 何となく機嫌のよくなった逸作が、持前の癖を出して若者を揶揄いかけた。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
こういう所で、ランデヴウする人も、さぞ骨が折れるでしょうが、そのランデヴウを世話する人は、いよいよ並大抵じゃないわね」 私は揶揄いながら、横を向き、ハンカチを額へ持って行って、滲み出す汗を抑えた。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
競りの遊びをしておる若旦那たちは、わたしの姿を見ると、ちょっと揶揄いましたが、別に疑うこともなく遊びに夢中になっています。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
それでいつもながら少し揶揄い気味に、「転んでも、たゞでは起きない相手の胸倉って何よ」 と恍けて訊いてやりますと、母は今度は両袖の口を指先で掴んで背中が痒いように左右に引いて、上体をやけのように身揺ぎ一つさせると同時に、「お巫山戯でないよ。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
子供が友達の落したものを拾い上げ、やゝ揶揄い気味に誇示するとき言います「こんなもの拾った/\」と、私は自分が闇黒の放心の中から取出したこれ等の宝物を物珍らしく、たゞしその儘の言葉では人に言えません。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
ご両人」 と揶揄い声をかけますけれども、二人の姿は、つゆ乱れるところもなく同じリズムを霙の中に、しくりかえし、とくりかえしして行きます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
眺め送るうち人間の所作としては向うが本当で、揶揄いかけるこっちが嘘のような気持に引込まれるらしく、郭の芸人は自分の身が寂しく詰らなくなったように暗澹とした口を開けたまゝいつまでもわれを忘れて見送っております。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
友人の軽い揶揄いに、彼は思わず笑ってしまった。
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彼のことをからかいの対象にするのはやめてほしい。
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子供たちの他愛ない揶揄いが、公園に響き渡っていた。
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