純毛
じゅんもう
名詞
標準
all-wool
文例 · 用例
」家内は一枚一枚きたながらずに調べて、「これなどは、純毛ですよ。
— 太宰治 『服装に就いて』 青空文庫
従来の賊なれば、この青年の心臓を抜いて、残りの身体はそのまま溝の中へでも叩きこんでおいたであろうが、わが烏啼――いや、かの烏啼めに至っては、下に藁蒲団を敷き、被害者の身体は純毛五枚で包んだ上で、ここへ捨てていった。
— 烏啼天駆シリーズ・2 『心臓盗難』 青空文庫
背広服は少し古いが、純毛のもので、丹念にブラシがかけられていた。
— 豊島与志雄 『塩花』 青空文庫
純毛品はS・F時代には貴重品でねがあがるものなり。
— 一九三八年(昭和十三年) 『日記』 青空文庫
(×月×日、スカパフロー発) 余は今、純毛純綿のベッドに横わりながら、昨日に引続き、スカパフロー発の第二報の原稿を書いているところである。
— 海野十三 『沈没男』 青空文庫
服はララから贈られた純綿・純毛、生意気なと思わせるほどのモダンな仕立て。
— 永井隆 『この子を残して』 青空文庫
居心地のよい家にも、純毛の洋服も、ライスカレーにも未練を残さず、孤児が収容所を飛び出すのは、そこに「真実」が見いだせなかったからである。
— 永井隆 『この子を残して』 青空文庫
しかし二人は濡れない上着を持っており、自分は純毛のシャツだったのでかなり助かった。
— 小川登喜男 『一ノ倉沢正面の登攀』 青空文庫
作例 · 標準
冬の本格的な登山に備えて、保温性とクッション性に優れた純毛のソックスを新調した。
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祖母が心を込めて編んでくれた純毛のセーターは、二十年以上経った今でも私の宝物だ。
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高級な純毛のコートは、着用後のブラッシングなど手入れさえ怠らなければ一生ものになる。
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