有りき
ありき
接尾辞名詞-の形容詞
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文例 · 用例
もっとも有りきたりの陳腐な方法を追求する場合には、器械の良いほど良い結果を得られるのは普通である。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
こんな山住ひではごく有りきたりの出來事のやうにして靜かな樣子で聞いてゐる。
— 堀辰雄 『山日記 その一』 青空文庫
(又 )(一四)夏の時に及んでは、卞隨・務光なる者有りき』と。
— 伯夷列傳第一 『國譯史記列傳』 青空文庫
今仮りに「太初に言葉ありき」といふことを考へてみるに、そは「太初に意ありき」といふことであると同時に「太初に意を聴かされしものありき」といふことである。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
曾てこの河に漁どりすべくいとむつまじき二人のうなゐありき、されどその事たえたる今にして蓼の香さむきあしたには寒水のほとりうら悲しき笛の音をきくものありと云ふは何ぞや。
— 萩原朔太郎 『斷調』 青空文庫
夜眼さめて指針の光れる時計をば枕辺に見る二時にしありき 結句「二時にしありけり」と云わないで『ありき』と留めた処に深い感じがある。
— 伊藤左千夫 『歌の潤い』 青空文庫
「それで子供を生んでもらうためなんてしらじらしい、ありきたりの嘘を云ったのですか。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
この二人が差向いにて夕餉につく様こそ見たけれなど滑稽芝居見まほしき心にて嘲る者もありき。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日有りきについて考えている。
有りきという言葉は日本語で重要だ。
彼は有りきの意味を理解している。
この文には有りきが含まれている。