飲んだくれ
のんだくれ
名詞
標準
drunkard
文例 · 用例
資本主義時代から、飲んだくれることが労働者的であるように思いこんでいるルンペンを酒に酔わしてしまった。
— 黒島伝治 『国境』 青空文庫
そのほかに、たとえば、飲んだくれの亭主が夜おそく帰って来て戸をたたくと女房のクサンチペがバルコンから壺の中の怪しい液体をぶっかけ、結局つかみ合いになるという活劇をもわずかな小道具と背景を使って映し出して見せた。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
飲んだくれの父の子に麒麟児が生い立ち、人格者のむすこにのらくらができあがるのも、あるいはこのへんの消息を物語るのかもしれない。
— 寺田寅彦 『沓掛より』 青空文庫
飲んだくれ本性たがわずということを知らんな。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
その飲んだくれます事、怠ける工合、まともな人間から見ますれば、真に正気の沙汰ではござりませなんだが、それでもどうやら人並に、正月はめでたがり、盆は忙しがりまして、別に気が触れた奴ではござりません。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
これは言ふのもつらいが、飲んだくれのならず者でね、おれはもう恥づかしくて、面目なくて、生れて三十何年間、いや、兄がだよ、兄が生れて三十何年間といふもの、このおれに、迷惑のかけどほしさ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
げにかくの如きは、あの幸福な飲んだくれの生活ではない。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
しかしあの娘さんはウードレーを、飲んだくれの悪漢ときめてしまって、てんで相手にはならない、――その中に君があの娘さんに恋をしてしまって、君たちのお膳立ては、すっかりと覆ってしまうこととなった。
— コナン・ドイル 『自転車嬢の危難』 青空文庫
作例 · 標準
彼は昔はかなりの飲んだくれだったが、今はすっかり酒をやめたらしい。
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飲んだくれの父親のせいで、家族はいつも苦労していた。
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居酒屋の隅で、赤ら顔の飲んだくれが管を巻いていた。
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