オリオン座
オリオンざ
名詞
標準
Orion (constellation)
文例 · 用例
つめたく唇を結んでまるでオリオン座のとこの鋼いろの空の向ふを見透かすやうな眼をして外を見てゐました。
— 宮沢賢治 『氷河鼠の毛皮』 青空文庫
)――こいつを云ひ換へて、この哲学的試業といふ言葉の代りに、芸術的試業、称び換へて――君よ、感傷家よ、天上のオリオン座を仰げよ、美に至る真理の道を探究せんがための方法の通説、並びにその方法の試業として……さあ、其処へ君の勝手な普通名詞を挿入したまへ、ロマンとも、ドラマとも、またエツセイとも――。
— 牧野信一 『卓上演説』 青空文庫
アルキメデスは長い research ――と此処にも伝はつてゐる、探しあぐんで或夜城砦の望楼から望遠鏡をもつて星空へ眼を挙げてゐた時、不図、オリオン座の環状圏の一隅に、星と化して光つてゐる失はれた石を見出して、思はず叫んだ声が(ユレーカ!
— 牧野信一 『卓上演説』 青空文庫
近頃僕は憂鬱続きであつた、止め度もなく降り続くこのさみだれは俺の心にまでも黴を生さうとした時にあたつて、この書の出現は正しくオリオン座に見出した星の――そして俺の喜びはアルキメデスの呼び声に等しかつたのだ。
— 牧野信一 『卓上演説』 青空文庫
竜は、その両眼を、パトリツクがその下を眼指して進路を運ばなければならないオリオン座の星のやうに輝かせて、巧みに誘き寄せた。
— 牧野信一 『南風譜』 青空文庫
南方の騎士の館は、オリオン座を横切る銀河のほとりに位してゐる。
— 牧野信一 『南風譜』 青空文庫
光輝の強いカノプス(これは天の南方にある)、リーゲル(オリオン座の)及びデネブ(白鳥座の)もまた太陽より数千倍大きいものと推定されている。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
彼は星の名を知らなかったが、オリオン座のリゲルを見つけ、じきに他の星たちもみな出てくるだろうと分かった。
— THE OLD MAN AND THE SEA 『老人と海』 青空文庫
ウィキペディア
オリオン座(オリオンざ、Orion)は星座の1つ。クラウディオス・プトレマイオスが定めた「トレミーの48星座」の1つで、ギリシア神話の登場人物オーリーオーンをモチーフとしている。天の赤道上、おうし座の東に位置する。2等星が3つ並んだ「オリオン座の三つ星」を、赤い1等星ベテルギウス、青白い1等星リゲルと2つの2等星が四角に囲む形がよく知られている。オリオン座にはα星ベテルギウス、β星リゲルの全天21の1等星2つに加え、2等星も5つと明るい星が多く、都会の空でもよく目立つ星座である。
出典: オリオン座 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0