子福者
こぶくしゃ
名詞
標準
person blessed with many children
文例 · 用例
今井田は子福者で十八を頭に七八人の子供と一緒にいま社宅の茶の間のチャブ台を取巻いて朝飯を食べているのが見えます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
あんな子福者であつたのかと云ふので、さ。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
彼の弟達二人がまた、彼ほど敏活ではなかつたけれども、心を合せて自分達を泥沼のやうな貧困の中から拔き出すのに協力したので、今ではともかくも兄弟が一つづつの店を持つて、町の一流二流どこにはまだ遠く遠く及ばないにしても、その家族が多い事と、(弟達もそれぞれ嫁を迎へて、皆子福者であつた。
— 水野仙子 『醉ひたる商人』 青空文庫
男二人女二人4・27(夕) 文部視学官の丸山|環氏は九人の子福者で、お湯に入る時には自分が湯槽に浸りながら、順ぐりに飛び込んで来る子供達を芋の子でも洗ふやうに垢を擦つてやる。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
子福者の女10・17(夕) 維也納のある医者の報告によると(医者といふものは色々な報告をする。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
成程乳房のだらりと垂れた工合から、下腹のだらしなさ加減が、誰の眼にも子福者とは直ぐ判る。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
それも子福者であるなら一人なくなっても、あとに慰めてくれるものもある。
— 夏目漱石 『趣味の遺伝』 青空文庫
子福者歴訪、俳優画報、出征将軍の家庭。
— 宮本百合子 『婦人雑誌の問題』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は五人の子供に恵まれ、まさに子福者として毎日を忙しくも幸せに暮らしている。
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ご近所の子福者のお宅は、いつも子供たちの賑やかな声が響いていて、聞いているとこちらも元気になる。
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昔の日本では、子福者は家の繁栄を象徴する存在として、大変尊敬されたそうだ。
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