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押し借り

おしがり
名詞動詞-サ変
1
標準
forced borrowing
文例 · 用例
「世にはめずらしい押し借りもあるものだ。
岡本綺堂 探偵夜話 青空文庫
悪戯をするに事を欠いて、御殿女中ともあろう者が白縮緬で顔を隠し、深夜に町家へ押し入って押し借りをするのを咎められないとは、沙汰の限りではありませんかな」「いかにも沙汰の限りではあるが、さてそれがどうにも出来ないのじゃ」玄龍は苦笑を頬に浮かべ、「どうにもならないその訳も色々あるが迂濶には云えぬ。
国枝史郎 紅白縮緬組 青空文庫
先夜上野の山下で初めて汝らに巡り合い滾々不心得を訓したにも拘わらず、今夜再び現われ出で、押し借りの悪行を働くとは天を恐れぬ業人ばら。
国枝史郎 紅白縮緬組 青空文庫
八 一二の例押し借り強盗は武士の慣ひとは、後々までも残つた言葉であるが、当時は、実際にさうしたものが、諸民の部落を荒して廻つたので、山伏しも、陰陽師となつて、諸国に神道の祈りをして歩き、一方には、舞踊や唱歌をもした。
折口信夫 ごろつきの話 青空文庫
おまけに昼は押し借り、夜は強盗の心配でございましょう。
第一部下 夜明け前 青空文庫
それらの手合いは自称浪士の輩と共に市中を横行し、あだかも押し借り強盗にもひとしい所行に及び、ひどいのになると白昼人家の門を破って住民を脅迫するやら、掠奪をほしいままにするやら、ほとんど一時は無統治、無警察の時代を顕出したことを告げた。
第二部上 夜明け前 青空文庫
……徒党を組んでの、押し借り強請りの薬が利きすぎ、とうとう幕府から、お触れ書きさえ出されましたっけねえ。
国枝史郎 血曼陀羅紙帳武士 青空文庫
」「何んの幹様、この不景気に、百両二百両袖に入れ、人間夜道を通りましょうか」「うむ、それでは押し借りか!
国枝史郎 任侠二刀流 青空文庫
作例 · 標準
例句