痰吐きたんはき名詞1標準文例 · 用例呼氣が延び、鼻孔が擴がつて、そして輕い咳と共に流れ出るやうに出て來るどろ/\した痰汁を、爐の隅に置いてある眞鍮の痰吐きに吐いてゐた。— 葛西善藏 『奇病患者』 青空文庫それから無事に宿まで帰って来て極堂君らも皆自分の家に帰ったのであるが、極堂君は晩餐をすましてから昼間の尽きなかった興をたどりつつ、また居士の寓居に出掛けて行ったところが、居士は病床に寝たままで枕元の痰吐きに沢山咯血をしていた。— 高浜虚子 『漱石氏と私』 青空文庫