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棕櫚箒

しゅろぼうき
名詞
1
標準
hemp-palm broom
文例 · 用例
私ども身柄、鬼神を信ぜぬと云うもいかがですが、軽忽に天窓から怪くして、さる御令嬢を、蟇、土蜘蛛の変化同然に心得ましたのは、俗にそれ……棕櫚箒が鬼、にも増った狼狽え方、何とも恥入って退けました。
泉鏡花 星女郎 青空文庫
棕櫚箒の朽ちたのに、溝泥を掻廻して……また下水の悪い町内でしたからな……そいつを振廻わすのが、お流儀でしたな。
泉鏡花 菊あわせ 青空文庫
未だ年にすれば沢山ある筈の黒髪は汚物や血で固められて、捨てられた棕櫚箒のようだった。
葉山嘉樹 淫賣婦 青空文庫
鬘を被たるやうに梳りたりし彼の髪は棕櫚箒の如く乱れて、環の隻※げたる羽織の紐は、手長猿の月を捉へんとする状して揺曳と垂れり。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
髮を棕櫚箒のやうにした山の上さんが、「そんなことを言つたつて、中々掘るが難儀だでな……」などと言つて、白い衣を着た莞爾した老僧と相對してゐるさまは到る處で見懸けた。
田山花袋 日光 青空文庫
棕櫚箒を砧で打ったような髯――この気魄は這裏に磅瀁として漲っている。
夏目漱石 趣味の遺伝 青空文庫
「ミス・サッサ、貴女棕櫚箒お好き?
宮本百合子 七階の住人 青空文庫
棕櫚箒がどうしたの」 向うの角から、ミス・グレーが、ふき出したい顔をやっとしゃんとさせて、窘めた。
宮本百合子 七階の住人 青空文庫
作例 · 標準
昔ながらの**棕櫚箒**は、床の埃を優しく掃き集めてくれる。
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**棕櫚箒**は、その軽さと使いやすさから、今でも愛用している人が多い。
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「この**棕櫚箒**、畳を傷つけずに綺麗にしてくれるから助かるわ。」と祖母は微笑んだ。
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