関附
せきふ
名詞
標準
文例 · 用例
ために、木賃らしい、この方に柄相当のなんぞ焼けていて、二三軒残ったのは、いずれも玄関附だからちとたじろいだ次第なんでございますが。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
その、水凪丸の二回目の航海、ブリック型、補助機関附きの五百噸ばかりの帆船。
— 小栗虫太郎 『「太平洋漏水孔」漂流記』 青空文庫
税関附の官吏が来て、大蔵省から桑港税関長へ宛てた書面の写を呉れる。
— 杉村楚人冠 『検疫と荷物検査』 青空文庫
倶利伽羅の第二次戦は、その安宅ノ関附近が戦場になるが、現今とは、河沼の数や地勢が、はなはだしくちがっている。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫
氏の便りによると、昨年、関ヶ原地方を史蹟歩きしたとき、たまたま、伊吹山麓で常磐御前の墓を見出したので、ぜひ君に知らせておきたい、場所はいにしえの不破ノ関附近、芭蕉の句碑に隣りし、由緒ありげに見た、とある。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫
鈴鹿山、関附近の山地から、伊賀へかけても、平家の一族は、多かったらしい。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫