柔肌
やわはだ
名詞
標準
soft fair skin
文例 · 用例
柔肌に食い入るばかり、金|金具で留めた天鵝絨の腕守、内証で神月の頭字一字、神というのが彫ってある。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
それもそのはず、この女天の成せる玉質|柔肌、態媚容冶常倫を絶し観る者ほとんど神かと乱れ惑うた。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
をみなの白き柔肌の底の淺きにくらべては、花藻のうかぶ淵の上、浪はありとも住みやすき。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
われならぬ不可思議の世に見おどろき、さては見入りて、柔肌のしろき心に、蝮のもの執念さは、この日より萌しぬ。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
垂飾をつけた日傘、花楸樹よ、ジタナ少女の頸にある珊瑚玉、その頸飾と柔肌を巫山戲た雀が來て啄く。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
水のやうに透き徹つた、細身のしなやかな体を持つた白魚は、その咸陽宮の不思議な鏡をかりて照らすまでもなく、身うちに流るるかりそめの悲しみ、悦び、また藻草のなかでだしぬけに蟹に脅された当時の動悸といつたやうなものまでも、鱗のない柔肌を透して、ありのままに自分の小さな目で見ることができようといふものだ。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
成るほどこの歌の如きにしても 柔肌の熱き血汐に触れも見でさびしからずや道を説く君 のやうに 鎌倉や御仏なれどシヤカムニは美男におはす夏木立哉 のやうに一読直ちに瞭然とは行かない。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
――血のような紅絹裏をぬいて、雪かと紛う柔肌が現われた。
— 山本周五郎 『嫁取り二代記』 青空文庫
作例 · 標準
赤ちゃんの柔肌は、触れると癒される。
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温泉に入り、彼女の柔肌がさらに美しく見えた。
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柔肌を露わにした浴衣姿が魅力的だった。
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