いかなる理由
いかなるりゆう
表現
標準
(for) any reason
文例 · 用例
――そしていかなる理由でこの不快なる船乗りの手にかかるようなことになったか?
— コナンドイル 『グロリア・スコット号』 青空文庫
『いかなる理由も許しませんぞ。
— THE RED-HEADED LEAGUE 『赤毛連盟』 青空文庫
彼に別れを告げる時その貴婦人が急いで口にした意味もなさそうな言葉の低い――奇妙に低い調子に、いかなる理由があったのだろうか?
— THE ASSIGNATION 『しめしあわせ』 青空文庫
いかなる理由ありてか、紀州でウグちゅう魚に刺されたら、一日ばかり劇しく痛み、死ぬ方が優じゃなど叫ぶ時、女の陰毛三本で創口を衝かば治るという。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
いかなる理由があっても個人を殺すということはできないということを党の規律の中に挿入することを要求するんだ」「君の即座の死をもって中央委員は回答にかえるだろう」「僕は僕の死をもって目的を貫徹する」 低い、物凄い笑いが二百二十四号の口を洩れた。
— 平林初之輔 『鉄の規律』 青空文庫
滅多に放言しない代りに、何人に依らず、いかなる理由があらうとも、一度びこれを相手に叫ばれたならば、沈黙の浴霊にひれ伏さなければならなかつた。
— 牧野信一 『酒盗人』 青空文庫
あの放蕩無頼の重武に、二川家を相続させる事は、いかなる理由があっても嫌だ。
— ――二川家殺人事件 『黄鳥の嘆き』 青空文庫
一、四人の異国楽人について被害者ダンネベルグ夫人以下四人が、いかなる理由の下に幼少の折渡来したか、また、その不可解きわまる帰化入籍については、いささかの窺視も許されない。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
作例 · 標準
いかなる理由があろうとも、暴力は許されない。
いかなる理由でも、約束を破ることはできません。
いかなる理由があろうとも、差別は絶対に許容されない。
いかなる理由でも、児童虐待は犯罪である。