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私有制

しゆうせい
名詞
1
標準
文例 · 用例
今度出来てきた施行案は土地は皆のものであるとして小作株といふのを持たしてあるので、そのため公有になつても実際の状態は私有制度だといはれるのであります。
有島武郎 農場開放顛末 青空文庫
けれども兎に角今日の私有制度を滅さねばならぬと云ふこと丈けは云ひ得ると思ひます。
有島武郎 農民文化といふこと 青空文庫
◇ この私有制度を滅すに就ては、漸進的解放と、急進的革命の二つの方法があると思ひますが、漸進的にしろ、急進的にしろ、自由は与へられた処に獲得し得るものではなく、掴得する処に与へられるものであります。
有島武郎 農民文化といふこと 青空文庫
斯くして私有制度を滅して後、初めて人類的な文化に到達し得るのであつて、農民文化と云ふものもつまり其時に於て始めて建設されるのでありますから、今日農民文化を云々すると云ふことは当を得ざる云分であらうと思ひます。
有島武郎 農民文化といふこと 青空文庫
ただ最後に一つだけ、断っておかずにいられぬことは、この同時代の同情豊かなる生活描写が、すべて各俳人の個々の実験に拠って立つこと、たとえば現代の文学者の私有制のごときものでなかったことである。
柳田国男 木綿以前の事 青空文庫