描かす
えがかす
動詞
標準
文例 · 用例
富士の絵を描く前に自分の書いた物を画学生に見せていいけれども、また梅の木を描く場合、参考に描いてやるのはいいけれども、その通りを学生に描かすという事は、梅の木の模様を描く職人を作り画工を作る。
— 北大路魯山人 『芸術的な書と非芸術的な書』 青空文庫
「夜も昼のようだ」 平凡で簡単なこの言葉ほど、都会を知らぬ者の心に都会の美しい光景を活々と描かす言葉はなかった。
— 正宗白鳥 『入江のほとり』 青空文庫
」 平凡で簡單なこの言葉ほど、都會を知らぬ者の心に都會の美しい光景を活々と描かす言葉はなかつた。
— 正宗白鳥 『入江のほとり』 青空文庫
そういう点を調べるには、どうしてもゼンマイ秤の動きを連続的に紙の上に描かすようにしなければならない。
— 中谷宇吉郎 『雪』 青空文庫
油田地帯の地下構造をきめる、という問題だと、既知の油田について、名前だけ伏せて、表面地質図と、ボーリングの資料とを与えて、それで地下構造を描かす、というようなやり方である。
— 中谷宇吉郎 『六三制を活かす道』 青空文庫
三十センチに二十センチ位の土の塊で凍上を生ぜしめ、左右の側に小さい板を埋め込んで、その動きを鏡で拡大して廻転ドラムに巻いた印画紙上に描かすのである。
— 中谷宇吉郎 『低温室だより』 青空文庫
それで写真を使って自働的に描かすより仕方がない。
— 中谷宇吉郎 『低温室だより』 青空文庫
そういう点を調べるには、どうしてもゼンマイ秤の針の動きを連続的に紙の上に描かすようにしなければならない。
— 中谷宇吉郎 『米粒の中の仏様』 青空文庫