声涙ともに下る
せいるいともにくだる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to speak through one's tears
文例 · 用例
参会者も、知識階級のどういう程度を加えて居るかと、淋しい気のする程度、読経後、芳賀矢一氏が、声涙ともに下ると云う有様で、貧しさのうちに、献身的一生を送った故人の追悼の辞をのべられる。
— 一九二二年(大正十一年) 『日記』 青空文庫
これ、この通りだ」 六太郎は手が地面へつくほども腰と膝を折りまげて声涙ともに下る挨拶であった。
— 坂口安吾 『保久呂天皇』 青空文庫
「早朝より静謐を騒がせまして、無礼の段、特におゆるし下さりませ」 声涙ともに下るという悲痛の様で、あやまっている。
— その二 密室大犯罪 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
もちろんそれを告げるには、臣下として、声涙ともに下るばかりな真心を披瀝してであったが――信長の肚はぐわんと決まっていて、さっきから三名の縷々数百言にも、(もいちど考えてみよう) と、いう容子も見えなかった。
— 第四分冊 『新書太閤記』 青空文庫
あとは皆、黄昏ごろから忍び忍びに陣地を脱して逃げ散っておりまする」 老臣の比田帯刀則家の忠諫は、声涙ともに下るものであった。
— 第八分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
亡き恩師への感謝を語る彼の言葉は、声涙ともに下るものだった。
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長年の苦労を振り返り、彼女は声涙ともに下る思いで成功を報告した。
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その舞台役者の演技は、観客の心に深く響き、声涙ともに下る感動を与えた。
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