標榜
ひょうぼう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #18728 · 青空 320 例
標準
standing for
文例 · 用例
また特に粋を標榜していた深川の辰巳風俗としては、油を用いない水髪が喜ばれた。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
いつまでも美と愛とを標榜して人間の人間性の守護神でいてくれ。
— 九鬼周造 『祇園の枝垂桜』 青空文庫
同じようなわけで、大概の災難でも何かの薬にならないというのはまれなのかもしれないが、ただ、薬も分量を誤れば毒になるように、災難も度が過ぎると個人を殺し国を滅ぼすことがあるかもしれないから、あまり無制限に災難歓迎を標榜するのも考えものである。
— 寺田寅彦 『災難雑考』 青空文庫
男女合同劇を標榜して、市川九女八、市川かつらの女優も出勤。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
○九月、川上音二郎は革新劇を標榜して、明治座と本郷座にて興行。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
かの仏蘭西の高蹈派が、自ら客観主義を標榜して、主観の排斥を唱えたのも同じような通俗の見解にもとづくのである。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
けれども学士会院がその発見者に比較的の位置を与える工夫を講じないで、徒らに表彰の儀式を祭典の如く見せしむるため被賞者に絶対の優越権を与えるかの如き挙に出でたのは、思慮の周密と弁別の細緻を標榜する学者の所置としては、余の提供にかかる不公平の非難を甘んじて受ける資格があると思う。
— 夏目漱石 『学者と名誉』 青空文庫
自分は軍国主義を標榜する独逸が、何の位の程度に於て聯合国を打ち破り得るか、又|何れ程根強くそれらに抵抗し得るかを興味に充ちた眼で見詰めるよりは、遥により鋭い神経を働かせつつ、独逸に因つて代表された軍国主義が、多年|英仏に於て培養された個人の自由を破壊し去るだらうかを観望してゐるのである。
— 夏目漱石 『点頭録』 青空文庫
作例 · 標準
彼は常に公正さを標榜し、その原則から外れることはなかった。
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その政党は、国民のための政治を標榜して選挙に臨んだ。
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多くの企業が環境への配慮を標榜しているが、実態が伴わないケースも少なくない。
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