百般
ひゃっぱん
名詞名詞-の形容詞
標準
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文例 · 用例
何故ならば、山岳は百般の自然現象を、ほぼ面積の大なる垂直体に収容した博物館であり、美術殿堂であるからである。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
もっともこのようなことは何も連句に限らず他の百般の事がらに通有ないわゆる「転機」の妙用に過ぎないので、われわれ人間の生涯の行路についても似よったことが言われるであろうが、そういう範疇の適切なる一例として見らるるという点に興味があるであろう。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
遊芸百般に於ても、僕などとても、足もとにも及ばない。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
然し、物に接する事がよく出来ぬ位では、世に立ち人事百般に処するは、なほ能く出来ぬ訳であるから、我々は先づ物に接する処から鍛練修業を積んで行かねばならぬ。
— 幸田露伴 『些細なやうで重大な事』 青空文庫
しかし人力はもとより限有るものであり、學海は※茫として、廣闊無涯のものであるから、百般の學科、悉く能く深きに達するといふ譯に行かぬのは無論である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
人生百般――と、敢えて大きく出ぬまでも、凡そ人間の成すべきことにして、不正、不義、傲慢のこの三つを除いたありとあらゆる中で、この佐助に能わぬことが、耳かきですくう程もあれば言ってみろ!
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
人生百般すべて紋切型があるのだ。
— 織田作之助 『神経』 青空文庫
観は何処までも観なり、然れども此の塲合に於ては観の中に知の意味あるなり、即ち、観の終は知に落つるなり、而して観の始も亦た知に出るなり、人間の内部の生命を観ずるは、其の百般の表顕を観ずる所以にして、霊知霊覚と観察との相離れざるは、之を以てなり。
— 北村透谷 『内部生命論』 青空文庫
作例 · 標準
彼は百般の困難を乗り越え、ついに目標を達成した。
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このプロジェクトでは、百般の可能性を考慮して、詳細な計画を立てる必要がある。
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彼女は、家庭と仕事の両立という百般の課題に、懸命に取り組んでいる。
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