空嘯く
そらうそぶく
動詞-五段-カ行動詞-自動詞
標準
to feign ignorance
文例 · 用例
(空嘯く)(楓の婿春彦、二十余歳、奥より出づ。
— 岡本綺堂 『修禅寺物語』 青空文庫
「畢竟、親の子のというは人間の私、ひろき天地より観るときは、おなじ世界に湧いた虫」と大判司は相手に負けないような眼をみはって空嘯く。
— 岡本綺堂 『島原の夢』 青空文庫
」 志村は空嘯くやうにして云つた。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
彼は忌々しさに舌打ちし、自棄くそな捨鉢の氣持で空嘯くやうにわざと口笛で拍子を合はせ、足で音頭をとつてゐた。
— 嘉村礒多 『崖の下』 青空文庫
女房が「お前はなあ/\」といふと「そおりや初まつた」とさんど笠をひつくりかへして下に置き、その中に腰を入れ、手拭を右の肩にかけ、両膝を立てて足をちがはせ、膝の上にて両手を組み、やや、上方に向ひて空嘯く。
— 三木竹二 『いがみの権太』 青空文庫
それに、「新しい思想」は舞台から学ぶ必要もなからうと空嘯くに違ひない。
— 岸田國士 『新劇の始末』 青空文庫
武力の優越は百年の覇を称へるであらうが、文化の根は、千年の実を結ぶと空嘯くのである。
— 岸田國士 『北支の旅』 青空文庫
そこで普通の意味を考ふれば、物的現象は巨視的には林檎の落ちるに氣が附く如く、馬鹿も知ることが出來るが、微視的には眼にも見えぬ小さいくせに、因果法何物ぞと空嘯く怪物が目の前に群集するを認めざるを得ざる如く、釋迦も手古摺る難物である。
— 狩野亨吉 『歴史の概念』 青空文庫
作例 · 標準
質問された彼は、知らないとばかりに空嘯いた。
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彼女はわざと空嘯いて、責任から逃れようとした。
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「俺は何も見てない」と、彼は空嘯いてその場を立ち去った。
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標準
to assume a contemptuous attitude
作例 · 標準
彼は世間の批判にも空嘯いて、自分の信念を貫いた。
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周囲の冷たい視線にも、彼女は空嘯いて平然としていた。
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権力に媚びることなく、彼は常に空嘯いて権威に挑んだ。
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