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月待ち

つきまち
名詞
1
標準
moon-waiting party
文例 · 用例
鳴物停止は歌舞音曲のたぐいを禁ずるに過ぎないのであるが、それに伴って多人数の集合すること、遊楽めいたこと等は、すべて遠慮するのが其の時代の習慣であったので、さし当り七月二十六夜の月待ちには高台や海岸に群集する者もなかった。
十五夜御用心 半七捕物帳 青空文庫
子らよよし、冷麥食べむ、實山椒は奴につけむ、月待ちがてら。
北原白秋 白南風 青空文庫
子らよよし、冷麦食べむ、実山椒は奴につけむ、月待ちがてら。
北原白秋 白南風 青空文庫
さても都人は気楽なとムザとは嗤いたもうな、江戸ッ児はザックバランでもそうした出来心の恋にはおちず、前々に月待ちのこの夜落いる箇処の約束はしても、今までに見も知りもせぬ男おんなのいたずら事、大方は都へかりそめに来ている人々の鎮守の祭りに振舞うと一斑で、かかるは吾儕の苦々しくおもうところだ。
柴田流星 残されたる江戸 青空文庫
「ではあまり暗くならぬうちに出かけよう」 と言いながら院がお召しかえをしておいでになると、「『月待ちて』(夕暮れは道たどたどし月待ちて云々)とも言いますのに」 若々しいふうで宮がこうお言いになるのが憎く思われるはずもない。
若菜(下) 源氏物語 青空文庫
一ト月待ちましたが返事がないので、ひょっとしたら手紙が途中で紛失したんじゃないかと思って、もう一度手紙を書きましたが、それでも返事が来ないのでがっかりしました。
三浦環 お蝶夫人 青空文庫
○夕闇は路たづたづし月待ちて行かせ吾背子その間にも見む 〔巻四・七〇九〕 大宅女 豊前国の娘子|大宅女の歌である。
斎藤茂吉 万葉秀歌 青空文庫
○能登の海に釣する海人の漁火の光にい往く月待ちがてり 〔巻十二・三一六九〕 作者不詳 まだ月も出ず暗いので、能登の海に釣している海人の漁火の光を頼りにして歩いて行く、月の出を待ちながら、というので、やはり相聞の気持の歌であろう。
斎藤茂吉 万葉秀歌 青空文庫
作例 · 標準
十九夜の月待ちの行事で、村の人々が寺に集まって月の出を待った。
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「今夜は月待ちだ。みんなでお供え物をして、お経を唱えよう」
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古い資料を調べると、この地域には独自の月待ちの風習が残っていたことがわかる。
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