偉丈夫
いじょうふ異読 いじょうぶ
名詞
標準
great man
文例 · 用例
私が東京の大学へはいって、郷里の先輩に連れられ、赤坂の料亭に行った事があるけれども、その先輩は拳闘家で、中国、満洲を永い事わたり歩き、見るからに堂々たる偉丈夫、そうしてそのひとは、座敷に坐るなり料亭の女中さんに、「酒も飲むがね、酒と一緒にビイルを持って来てくれ。
— 太宰治 『酒の追憶』 青空文庫
やさ男どころか、或る神学者の説に依ると、筋骨たくましく堂々たる偉丈夫だったそうではないか。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
私の目に移つた人は骨格の逞しい偉丈夫である。
— 森林太郎 『長谷川辰之助』 青空文庫
且犁湖単于の弟だが、骨骼の逞しい巨眼赭髯の中年の偉丈夫である。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
前なるは手に錫杖をついた一癖ありげな偉丈夫。
— 中島敦 『悟浄出世』 青空文庫
謙信は、川中島の一騎討などから考えるとどんな偉丈夫かと思われるが、「輝虎、体短小にして左脛に気腫あり、攣筋なり」と云うから、小男で少しびっこと云うわけであるから、その烈々たる気魄が、短躯に溢れて、人を威圧した有様が想像される。
— 菊池寛 『川中島合戦』 青空文庫
」 六尺ちかい偉丈夫も、ほとんど泣かんばかりである。
— 太宰治 『散華』 青空文庫
周囲を思ひ切り短く刈り、脳天に一握り程の頭髪が残つてゐる刈り方だつたが、Bのやうな偉丈夫ならば、好もしかつたが、彼だと見るからに軽卒で、それを眺めた時には彼の細君は、思はず噴き出して、彼の気嫌を損ねたのであつた。
— 牧野信一 『「或る日の運動」の続き』 青空文庫
作例 · 標準
古の伝承には、その峠を一人で守り抜いたという偉丈夫の武士が登場する。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
主人公は、堂々たる体躯と揺るぎない精神を持つ、まさに偉丈夫であった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
政界の偉丈夫と称された老政治家が、力強い演説を行った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「いやあ、本当に偉丈夫だね、あの人。頼りになるよ。」
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite