燃えつく
もえつく
動詞-五段-カ行動詞-自動詞
標準
to catch fire
文例 · 用例
燧の鉄と石の触れあう音、迸る火花、ホクチの燃えるかすかな囁き、附け木の燃えつくときの蒼白な焔の色と亜硫酸の臭気、こうした感覚のコムプレッキスには祖先幾百年の夢と詩が結び付いていたような気がする。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
水を口から注ぎ込むとたちまち湯になって栓口から出るギザーや、煙管の先で圧すと、すぐ種火が点じて煙草に燃えつく電気|莨盆や、それらを使いながら、彼女の心は新鮮に慄えるのだった。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
なあに十本も二十本も運んでゐるうちにはどれかすぐ燃えつくよ。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
なあに十本も二十本も運んでいるうちにはどれかすぐ燃えつくよ。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
たぶん、父親と母親は瓶の中の燃えつくような雫を夢にみていたものでしょう。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
――少女の手には、燃えつくしたマッチの燃えさしが、のこっているばかりでした。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『マッチ売りの少女』 青空文庫
戸外に出て海の方を見ていた村の人の某者は、冥濛な海の果に当って、古綿をひきちぎったような雲が浮んで、それに電光がぎらぎらと燃えつくようになったのを見た。
— 田中貢太郎 『月光の下』 青空文庫
処で、綾錦へ燃えつく時、祖父殿が手を挙げて、『飛込め、助かる。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
作例 · 標準
こぼれたガソリンに火花が飛び、瞬く間に車体に激しく火が燃えついた。
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暗闇の中でようやく火打ち石が火を散らし、用意した枯れ葉に火が燃えついた。
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揚げ物をしている最中に鍋の油に火が燃えつき、危うく大惨事になるところだった。
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