太夫元
たゆうもと
名詞
標準
manager (theatrical company)
文例 · 用例
お目通りに控えさせましたるは、当座の太夫元滝の白糸にござりまする。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
「あんまり異りすぎてるわね」「見世物の三味線でも弾いているのかい」「これでも太夫元さ。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
で、一座の座頭にもわけを話して、座頭と太夫元の二人から六三郎にむかってくれぐれも意見をしました。
— 岡本椅堂 『子供役者の死』 青空文庫
太夫元はまた、万一親分が我慢しても子分たちが承知する筈がない。
— 岡本椅堂 『子供役者の死』 青空文庫
宿の方では六三郎が連れて行かれたというのを聞いて、太夫元は勿論、一座の者も色を変えて心配していたのですが、ともかくも無事に帰されて来たので、みんなも先ずほっと息をつきました。
— 岡本椅堂 『子供役者の死』 青空文庫
太夫元からは鶴ちゃんの病状が病状故若し避病院へでもやられては興行をさし止められるから、とて医者にかけるのを拒まれたり、そのつらさといったら申し様もございません。
— 矢田津世子 『旅役者の妻より』 青空文庫
まず町の盛り場に一|軒見世物小屋をこしらえて、文福茶がまの綱渡りと浮かれ踊りの絵をかいた大看板を上げ、太夫元と木戸番と口上言いを自分一人で兼ねました。
— 楠山正雄 『文福茶がま』 青空文庫
それは太夫元がふと恐しい密謀を洩れ聞いたので、前途のある玉之助のために、実入りのよい興行を閉場てしまったのであった。
— 長谷川時雨 『竹本綾之助』 青空文庫
作例 · 標準
劇団の太夫元は、興行の成功のために日夜奔走している。
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彼の厳しい指導が、劇団を今日の成功に導いたと太夫元は語る。
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太夫元は、新しい演目の選定に頭を悩ませていた。
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