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もたせ掛ける

もたせかける
動詞-一段動詞-他動詞
1
標準
to lean against
文例 · 用例
含ませるといえば、貴子の体を胸にもたせかけるまでにはしなかったが、含みはもたせたわけだ。
織田作之助 土曜夫人 青空文庫
―― と、旗男はなおも眼をはなさないでいると、かの男は、見られているとも知らず、井戸の上に身体をもたせかけると、右手をつとのばして何か井戸の中へ投げいれた様子、カチンと硝子が割れるような音が聞えた。
海野十三 空襲警報 青空文庫
」 火のついたまんまの吸殻を河へ投り、アクリーナは、「ああくたびれた」 肩を信吉の胸へもたせかけるようにして、小さい白粉入れをとり出した。
宮本百合子 ズラかった信吉 青空文庫
田沢は、瑛子がそこにかけたとき見守っていただけで、あとは瑛子を十分意識しながらそっちは見ず、時々は書類鞄を台の端において上着の前へそれをもたせかけるような姿勢をとり、本を手にとってあっちこっち頁をとばして目を通したりしている。
宮本百合子 道づれ 青空文庫
ただ、頬杖をつくぐらいな気持ちで頭をもたせかける胸、何も求めない無償の意味で心を寄せかける肌、それだけの相手にすぎない。
豊島与志雄 ピンカンウーリの阿媽 青空文庫
酒宴をひらいている主殿の樓の、明るい華やかな笑声を縫って、悲痛極まる女の声が、一声けたたましく聞こえたかと思うと、一所の襖が仆されて、女の姿がよろめき出たが、欄干へ体をもたせかけると、そのままグッタリと動かなくなり、つづいて何物かが女の手から、秋安の足許へ投げられた。
国枝史郎 血ぬられた懐刀 青空文庫
その男が肩を樽にもたせかけると樽がぐらぐらと揺れたので、私がもう少しのことで跳び上ろうとした時、その男がしゃべり始めた。
宝島 宝島 青空文庫
水平にかける橋のやうに、両端を物にもたせかける要がないのである。
折口信夫 日琉語族論 青空文庫
作例 · 標準
疲れたので、大きな木の幹に背中をもたせ掛けて一休みした。
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読みかけの本を机の上の壁にもたせ掛けて、コーヒーを淹れに立った。
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彼は壁に身体をもたせ掛けながら、遠くの景色を物憂げに眺めている。
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もたせ掛ける(もたせかける) — 幻辞.com