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新都市

しんとし
名詞
1
標準
文例 · 用例
近ごろルキウス・アンネウス・フロルスの「ローマ史摘要」を見ていたら、ロムルスがその新都市に胸壁を築いたとき、彼と双生児のレームスが「こんなけちな壁なんかなんにもならない」と言ってひととびに飛び越して見せた。
寺田寅彦 柿の種 青空文庫
そして、自動車は柳井室積間を疾走し、新都市計画が実現されるわけです。
一九三八年(昭和十三年) 獄中への手紙 青空文庫
ウラル・ドンバッスその他、新興生産中心地ではすでにいくつかの新都市が生れた。
宮本百合子 子供・子供・子供のモスクワ 青空文庫
今の町の建設は紀元前四世紀の初葉で、それまではイオニア人の都市ナクソス(タオルミーナの南四キロ、今のスキソ付近)が栄えていたのを、ディオニュシウス一世はギリシア勢力絶滅のためにそれを破壊すると同時に、シケリア人をしてタウロスの山腹に新都市を建設させた。
野上豊一郎 エトナ 青空文庫
スタンリ・レインプールの『中世』に拠ると、その時アラビアの侵入軍は破壊したバビロン城砦の付近に陣営を張ったまま長駆してアレクサンドリアを攻略し、帰って来てその陣営の位置に新都市を経営した。
野上豊一郎 七重文化の都市 青空文庫
その後トルコ人がエジプトに勢力を得て、フスタトの北部(即ち今のカイロ市内の区域)に新都市を拡げ、マスル・エル・フスタト或いは略してマスル(またミスル)と呼んだ。
野上豊一郎 七重文化の都市 青空文庫
九六九年八月五日の夜、ガウハル将軍は新都市の設計を完了して、砂原に繩張をし、占星者が天体を観測して、吉兆の瞬間に鐘を鳴らせば、最初の鋤が入れられるように用意して、土工たちは合図の鐘を待っていた。
野上豊一郎 七重文化の都市 青空文庫
それでカヒラと新都市は命名されたが、アラビア人の伝説で火星は不吉の兆とされていた。
野上豊一郎 七重文化の都市 青空文庫