軽業
かるわざ
名詞
標準
acrobatics
文例 · 用例
或時神明館の横の空地に、軽業が掛かつた。
— 中原中也 『金沢の思ひ出』 青空文庫
父に連れられて行つたのだが、父が切符を求めてゐる時、ヒヨイと僕の前に例の弁士の息子が立現れて、神明館と軽業とどつちがよいと思ふかと云ふのであつた。
— 中原中也 『金沢の思ひ出』 青空文庫
軽業の方は明るい上に楽隊は盛んに鳴らしてゐる、所で神明館の方は仄暗く、例の昔の映写機が、憂鬱な音を立てゝ廻つてゐた。
— 中原中也 『金沢の思ひ出』 青空文庫
「こつちの方だ」といつて僕が軽業を指すと、「ちがふ、フイルムだけでも神明館の方が百倍も値打がある」といふのであつた。
— 中原中也 『金沢の思ひ出』 青空文庫
公園裏にて下り小路を入れば人の往来織るがごとく、壮士芝居あれば娘|手踊あり、軽業カッポレ浪花踊、評判の江川の玉乗りにタッタ三銭を惜しみたまわぬ方々に満たされて囃子の音ただ八ヶまし。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
浅草へ行く積りであったがせっかく根岸で味おうた清閑の情を軽業の太鼓|御賽銭の音に汚すが厭になったから山下まで来ると急いで鉄道馬車に飛乗って京橋まで窮屈な目にあって、向うに坐った金縁眼鏡隣に坐った禿頭の行商と欠伸の掛け合いで帰って来たら大通りの時計台が六時を打った。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
私は現代が、夜光虫と欧羅巴スタイルのグランド・ホテル・ド・横浜のダンシング・ホールと空中の軽業だと断定する。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
「こいつはまるで、軽業の綱渡りだからね。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
作例 · 標準
サーカスでは、息をのむような軽業の連続に観客は拍手を送っていた。
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彼女は幼い頃から体操教室に通い、軽業の基礎を徹底的に叩き込まれた。
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スリル満点の軽業は、見る者をハラハラさせ、同時に魅了する。
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この映画では、主人公が火渡りや空中ブランコといった驚異的な軽業を披露する。
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