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応私

おうわたくし
名詞
1
標準
文例 · 用例
それは後の問題として、田舎へ引っ込むのがどうしても厭なら、一応私の方から、兄さんの方へ言って上げてもいい。
徳田秋声 青空文庫
――いかに何でも、かうしていつまでもくみちやんを使つてゐるのがすまないから、一人で気を揉んでゐたんだけど、これでやつとくみちやんも一応私の方へ帰れるわ。
鈴木三重吉 桑の実 青空文庫
謝すべきものなら先生が来て謝する、一応私は先生の意見を聞いてからのことにしようとした。
島崎藤村 千曲川のスケッチ 青空文庫
このモラルは一応私小説的なものであるにも拘らず、社会の機構そのものを媒介としているし、またこれを透過しているのだ。
戸坂潤 思想と風俗 青空文庫
収賄などという犯罪と、政治上の確信犯とでは、少くともこの位の社会的待遇の相違があるのは、当然だと一応私はそう思うのであるが、併し、それは例の滝川教授の説の一部を支持することになるわけだから、恐らく間違っているのだろう。
戸坂潤 社会時評 青空文庫
それは一応私にとって構わないことではあるが、併し氏自身のその観念で以て、私の分を推定して貰っては、困るのである。
戸坂潤 『唯研ニュース』 青空文庫
しかし、こういうことも、一応私の言葉としてご記憶ねがいたい。
岸田國士 S夫人への手紙 青空文庫
しかし、一応私の信ずるところを述べて見よう。
下村湖人 青年の思索のために 青空文庫