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人づて

ひとづて
名詞
1
標準
hearsay
文例 · 用例
それが人づてに、その不貞の妻が玉の井へんにいると聞いて、今それを捜しに出かけるのだと仮定してみる。
寺田寅彦 蒸発皿 青空文庫
すると、秋田の米主のほうでは、難船の知らせを得たのちに、残り荷のあったことやら、それを買った人のあったことやらを、人づてに聞いて、わざわざ人を調べに出した。
森鴎外 最後の一句 青空文庫
一度手に入れた顧客、また持ぬしが、人づてに、あるいは自分に、一度必ず品を返す。
泉鏡花 河伯令嬢 青空文庫
さすがに冷淡にはお取り扱いにはならないで、人づてのお返辞はくださるというのであったから、源氏は悶々とするばかりであった。
朝顔 源氏物語 青空文庫
箱根を越え、御殿場を越えて逃げて來た所謂罹災民の悲慘な姿で沼津驛前あたりが一種の修羅場化してゐる話をば人づてに聞いてゐたが、私が直接にさうした人を見たのはその六日の夕方、自宅の庭に於てゞあつた。
地震日記 樹木とその葉 青空文庫
ましてわしも人づてに聞いたばかりで、詳しいことはなんにも知らねば、いくら頼まれてもその案内が出来ようぞ。
岡本綺堂 玉藻の前 青空文庫
こうして、御無沙汰になってしまったのであるが、居士はいつまでもわたしを記憶していてくれて、何かわたしの噂の出た時には、いつも陰ながら褒めていてくれたという事を人づてに聴いている。
岡本綺堂 明治劇談 ランプの下にて 青空文庫
満谷氏はその後、人づてに密と熊岡氏の小鼓の事を訊いてみた。
大正七(一九一八)年 茶話 青空文庫
作例 · 標準
そのニュースは、友人の人づてに聞いた。
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彼は直接話さず、いつも人づてに用件を伝えてくる。
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「え、あの話、人づてに聞いたんだけど、本当なの?」と彼女は不安そうに尋ねた。
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