留山
とめやま
名詞
標準
mountain area where hunting and logging are prohibited
文例 · 用例
猿留の難道 太平洋に突出する北海道の東南端、襟裳岬のもとを南海岸から東海岸に出るには、本道三難道の一なる猿留山道を踏まなければならない。
— 岩野泡鳴 『日高十勝の記憶』 青空文庫
然し猿留山道の七曲りに似た九折道を登る時などは、唄も盡き、聲もよわり、足も亦疲れ切つた。
— 岩野泡鳴 『日高十勝の記憶』 青空文庫
そして東海岸に出るには、同道三難道の一なる猿留山道を踏まなければならない。
— 斷橋 『泡鳴五部作』 青空文庫
寛永十一年幕府の直営となり、十二年一時御留山(採掘禁止)となり、十八年から再許可となつたが、寛永も二十年を過ぎ正保元年頃から山が衰退の徴をあらはし、それから明治に至るまで幾多の消長を閲して今は全く廃山に帰してゐる。
— 齋藤茂吉 『支流』 青空文庫
この地方には巣山、留山、明山の区別があって、巣山と留山とは絶対に村民の立ち入ることを許されない森林地帯であり、明山のみが自由林とされていた。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
当時の木曾山一帯を支配するものは尾張藩で、巣山、留山、明山の区域を設け、そのうち明山のみは自由林であっても、許可なしに村民が五木を伐採することは禁じられてあった。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
しかし、巣山、留山とは言っても、絶対に村民の立ち入ることを許されない区域は極少部分に限られていた。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
もっとも、海辺に殺生禁断の場処があるように、山中にも留山というものは立て置かれてある。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
作例 · 標準
この森は留山に指定されているため、無断で山菜を採ることは禁じられている。
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「ここから先は留山だから、入ってはいけないよ」と地元の老人に忠告された。
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留山のおかげで、この地域には貴重な動植物が今も多く残っている。
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ウィキペディア
留山(とめやま)とは江戸時代、藩に管理・支配された山林。入山・狩猟・伐採が禁止されていた。
出典: 留山 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0