腰糧
こしがて
名詞
標準
文例 · 用例
まだ腰糧(弁当)もあるし、疲れたら山寺の庫裡でも叩こう。
— あしかが帖 『私本太平記』 青空文庫
「大急ぎで、腰糧(弁当)七人分ほど拵えてくれい」「ヘイヘイ。
— みなかみ帖 『私本太平記』 青空文庫
すぐその後から、さっきの武士が、一同の腰糧を抱えて飛び込んで来た。
— みなかみ帖 『私本太平記』 青空文庫
「装備、腰糧など、午までに万端、発向の用意をおわること。
— 帝獄帖 『私本太平記』 青空文庫
午の腰糧もすませ、野営をもたたませると、「用意」 の号令が兵にくだる。
— 帝獄帖 『私本太平記』 青空文庫
それがすべて腰糧まで身につけて、宿を立つには、朝々一ト騒ぎであった。
— 世の辻の帖 『私本太平記』 青空文庫
まずは腰糧を食うてよく寝ておけ」 と、これは物見隊へだけでなく、全軍の将士へも同様な令でつたえられた。
— 風花帖 『私本太平記』 青空文庫
ほどなく土地の内藤三郎兵衛|道勝も来て大釜で粥を煮、兵の飢えはしのがれたが、尊氏はなお、腰糧三百人分を道勝の手に託して、「こよいは休み、ここは、明朝立つ」 と、ふれさせた。
— 風花帖 『私本太平記』 青空文庫