鼠鳴き
ねずみなき
名詞動詞-サ変
標準
whistling of a prostitute (to attract customers)
文例 · 用例
」チュウと鼠鳴きだ。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
鑿心抄秋ふかみさみしらに栗鼠鳴き瞳を永遠につらならせ。
— 山村暮鳥 『聖三稜玻璃』 青空文庫
ある日の夕暮、京の町を歩いていると、ある家の半じとみ(小窓)から鼠鳴きをして(浅草の六区や玉の井の女が鼠鳴きして客をよんだが、これは古代からのならわしである)手を指し出してその男をよんだ。
— 菊池寛 『女強盗』 青空文庫
そうしておれの姿が見えると、鼠鳴きをして、はいれと言う。
— 芥川龍之介 『偸盗』 青空文庫
勿論、ネオンなどのない、御神燈のかげに鼠鳴きの聞えた時代である。
— 心猿 『荷風翁の發句』 青空文庫
「ちょいと……ちょいと……お兄さん」 橋の下から、石垣の蔭から、時々|艶かしい鼠鳴きが聞える。
— 吉川英治 『治郎吉格子』 青空文庫
そして、細目に開けた大戸の隙から手招きしている鼠鳴きに呼び込まれ、そのままふらふらと登楼ってしまった。
— 吉川英治 『旗岡巡査』 青空文庫
鼠鳴きして、小屋の中の者を、呼び出そうとしては、失望して、彷徨っている売笑婦であった。
— 空の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
作例 · 標準
夜の歓楽街を歩いていると、どこからか鼠鳴きのような、かすかな笛の音が聞こえてきた。
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古い映画のサウンドトラックで、当時の雰囲気を出すために鼠鳴きが使われていた。
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「「おいでおいで」とでも言うように、遠くから鼠鳴きが聞こえる。」と彼は言った。
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