要路
ようろ
名詞
標準
main or important road
文例 · 用例
それにかかわらずそういう計画をたてるというのは現代の為政の要路にある人達が地を相することを完全に忘れている証拠である。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
また、銀塊相場を暴落させた、ワシントンの要路の背景にあったものは、誰か。
— 吉行エイスケ 『大阪万華鏡』 青空文庫
これほどの損害であるのに一般世間はもちろんのこと、為政の要路に当たる人々の大多数もこれについてほとんど全く無感覚であるかのように見えるのはいったいどういうわけであるか、実に不思議なようにも思われるのである。
— 寺田寅彦 『函館の大火について』 青空文庫
このことが火災の損害に対する一般の無関心を説明する一つの要項であるには相違ないのであるが、しかしともかくも日本の国の富が年々二億円ずつ煙と灰になって消失しつつある事実を平気で見過ごすということは少なくも為政の要路に立つ人々の立場としてはあまりに申し訳のないことではないかと思われるのである。
— 寺田寅彦 『函館の大火について』 青空文庫
大臣もとうとう根気負けがして、注意深くその人のいうことを傾聴するようになったが、その結果としてその人は欧米への視察旅行を命ぜられ、帰朝すると、すぐいわゆる要路の位置についたというのだ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
この参覲交替は、諸大名の財政難や地方の疲弊など、いろ/\な弊害も生んではゐるが、国内要路の発達とか、貨幣制度及び流通組織の急速な発展、地方産業の振興、都市の繁栄、中央文化の地方伝播など良い意味での副作用をも起してゐるのである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
南は恐れて晋陽の令をはじめ要路の吏に賄賂を用いたので、断獄はうやむやになって南はそのままになり、廷章は女と児の死体をさげわたされて事件は落着した。
— 田中貢太郎 『竇氏』 青空文庫
優しい柔かな流に面し、大橋を正面に、峰、山を右に望んで、橋添には遊廓があり、水には蠣船もながめだけに纜ってあって、しかも国道の要路だという、通は賑っている。
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
作例 · 標準
この交差点は、都内でも有数の要路だ。
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要路が閉鎖されたため、迂回を余儀なくされた。
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この道は、市内中心部へと繋がる重要な要路である。
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標準
influential or important position
作例 · 標準
彼は政界の要路にあり、強い影響力を持っている。
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多くの要路にいる人物たちが、その会議に出席した。
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要路に就くことは、大きな責任を伴う。
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