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節足

せっそく
名詞
1
標準
文例 · 用例
肩が痛む腰が痛む、手の節足の節共にきやきやして痛い。
伊藤左千夫 隣の嫁 青空文庫
紀昌は根氣よく、毛髮の先にぶら下つた有吻類・催痒性の小節足動物を見續けた。
中島敦 名人傳 青空文庫
紀昌は根気よく、毛髪の先にぶら下った有吻類・催痒性の小節足動物を見続けた。
中島敦 名人伝 青空文庫
風車仕掛の金色の眼玉と赤く長い舌と馬の尻尾の鬚を持ち、団扇型の胴片が左右に棕梠の毛を爪と擬した節足を四十余片つなぎ合せて、空に浮游するとまことに節足類のうごめくさまを髣髴させた。
牧野信一 山峡の凧 青空文庫
凧糸は三升笊に一杯とぐろを巻き渋を引いた強靭の長さで、笊が空になるころには凧はもう実物のムカデのやうに小さく見えたが、それでも眼玉の光りや舌の面白さや鬚の立派さや、そして節足の一本一本までが絵彩た如く物々しく仰がれた。
牧野信一 山峡の凧 青空文庫
之を百足の節足の数と同じく四十二枚、それには両端に竹の脚がついてゐる、つまり団扇の柄が上下についてゐるやうなものである。
牧野信一 鱗雲 青空文庫
下で見た時にはハタキのやうだつた左右の棕梠の毛を結びつけた脚は、見事に百足の節足に変つて具合好く胴体の釣り合ひを保つてゐる。
牧野信一 鱗雲 青空文庫
眼玉がクルクルと回つて滑稽な凄味を添てゐるし、数片の鱗はキラキラと陽に映えながら節足類のそれらしい細やかなうねりを見せてゐた。
牧野信一 鱗雲 青空文庫