縷述
るじゅつ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
detailed explanation
文例 · 用例
三年目の年が明けて、梅もぽつ/\咲き初めた頃、添田家縁者一統の総代が、泰松寺へ出頭して、宗右衛門の家事不取締りから、使用人の怠慢、家業|破綻の条々を縷述し、その上、娘お小夜の急病を報じて宗右衛門の自宅へ復帰することを老師に願ひ出でた。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
老師は、両方の縷述と哀訴を懇切に聴き取つた。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
結局、そんな世話を続行するのは日本亡国の原因を作るようなものだとつくづくこの頃思い当ったせいでもあるんだがね」 こうして縷述して来ると彼の法螺の底力は殆んど底止するところを知らない。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
然れども此の如くにして一時抑圧されたる性的の衝動は、呉一郎が熟睡に陥るや、その無意識界に潜在せる、或る恐るべき心理遺伝を刺戟して、夢中遊行状態を誘発し(後出第二回の発作の項参照)、遂に斯かる兇行を演ぜしめたるものなる事を、以下|縷述するところの各項の理由に照して、逐次了解するを得べし。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
始め終りを縷述して、其に伴ふ感情を加へて、理会を求める事に使ふ。
— 唱導的方面を中心として 『国文学の発生(第四稿)』 青空文庫
後世のくどきと言ふ曲節は此に当るもので、曲舞・謡曲時代から、抒情脈で縷述する部分の術語になつて居た。
— 唱導的方面を中心として 『国文学の発生(第四稿)』 青空文庫
天命|天聡ヨリ嘉慶道光ニ至ル大小ノ征戦一々コレヲ縷述ス。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
予は今茲に予の經由せる地方、目撃せる事物の縷述を敢てせざるべし。
— 原勝郎 『貢院の春』 青空文庫
作例 · 標準
会議の冒頭で、プロジェクトの遅延理由について縷述させていただきます。
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彼の著書では、中世ヨーロッパの生活様式が事細かに縷述されている。
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ここでこれ以上縷述しても混乱を招くだけなので、要点だけお伝えします。
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