降旗
こうき
名詞
標準
surrender flag
文例 · 用例
張繍にすすめて、一戦にも及ばぬうち降旗を立てて自身、使いとなって、曹操の陣へおもむいた。
— 草莽の巻 『三国志』 青空文庫
量るに、汝らは腐草の蛍火、明滅みな実なし、いかでわが皎々たる天上の月照に及ばんや」と、ほとんど息をつかずに論じたてて、最後に、「身、封侯の位を得、蜀主の安泰を祈るなれば、はやはや甲を解き、降旗をかかげよ。
— 五丈原の巻 『三国志』 青空文庫
蜀宮の上には降旗が掲げられ、帝は多くの妃や臣下を連れて城外へ出た。
— 篇外余録 『三国志』 青空文庫
原田は、急いでやぐらの上へ戻って行き、一時、降旗を巻いて、舅の合図を待っていた。
— 筑紫帖 『私本太平記』 青空文庫
」 軍医は、上唇を横にかすり取られた幼なげな男に、こうきいた。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
けれども、また亡くなった鷲の大臣が持っていた時は、大噴火があって大臣が鳥の避難のために、あちこちさしずをして歩いている間に、この玉が山ほどある石に打たれたり、まっかな熔岩に流されたりしても、いっこうきずも曇りもつかないでかえって前よりも美しくなったという話ですよ」 兎のおとうさんが申しました。
— 宮沢賢治 『貝の火』 青空文庫
そして、こうきいた。
— 新美南吉 『川』 青空文庫
むこうがああきた、そこであすこをパチンとおさえた、それからこうきたから、こうにげたが、あれはやっぱり、こっちのところへ、こうわたるべきだったなどと、むちゅうになって、歩いてきました。
— 新美南吉 『のら犬』 青空文庫
作例 · 標準
敗戦を悟った司令官は、無益な殺生を避けるために城壁に降旗を掲げた。
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白い降旗が翻るのを見て、激しい砲撃はようやく鳴り止んだ。
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降旗を掲げた使者が現れると、戦場には一時の静寂が訪れた。
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