安康
あんこう
名詞
標準
calm and peaceful period of time
文例 · 用例
今において回顧すれば、その頃の自分は十二分の幸福というほどではなくとも、少くも安康の生活に浸って、朝夕を心にかかる雲もなくすがすがしく送っていたのであった。
— 幸田露伴 『蘆声』 青空文庫
しかの群、ししの群一 穴穂王は、おあにいさまの軽皇子を島流しにおしになった後、第二十代の安康天皇としてお立ちになり、大和の石上の穴穂宮へおひき移りになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
兩者同じく國家の安康にして人民の生を樂まんことを欲してゐる。
— 幸田露伴 『墨子』 青空文庫
(安康記)神代記の転を、宣長は「ウタテアリ」と訓んでゐる。
— 折口信夫 『言語の用語例の推移』 青空文庫
安康記の例は、「物云」にかゝつて居るやうで、少し異風だ。
— 折口信夫 『言語の用語例の推移』 青空文庫
穴太部又は、穴穂(安康)天皇との関係が考へられるかも知れぬ。
— 折口信夫 『愛護若』 青空文庫
三十三代のうち、神武、崇神、垂仁、景行、仲哀、應神、仁徳、履中、允恭、安康、雄略、清寧、顯宗の各天皇の記事は、本辭からの材料を含んでいると見られて、長大複雜であり、他の二十代の天皇の記事は、主として帝紀のみに依つたものの如くで、簡單である。
— 解説 『古事記』 青空文庫
わが国には古え軽箭・穴穂箭の名があった〔「安康即位前紀」〕。
— 喜田貞吉 『「鐵」の字の古体と古代の文化』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日安康について考えている。
安康という言葉は日本語で重要だ。
彼は安康の意味を理解している。
この文には安康が含まれている。