蒐録
蒐録
名詞
標準
文例 · 用例
それが為めに本集蒐録に際しては、この詩の眼目ともいふべき大胆な、極めて性慾的な一行が削られてある。
— 東京景物詩改題に就て 『雪と花火余言』 青空文庫
この著作は一度に脱稿したものではなく、最初に『陽続録』六巻を編み、あわせて二十四巻に及んだものを集成して、『閲微草堂筆記』の名を冠らせたのでありまして、実に一千二百八十二種の奇事異聞を蒐録してあるのですから、とても一朝一|夕に説き尽くされるわけのものではありません。
— 閲微草堂筆記(清) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
第一次欧州大戦後、敗戦したドイツではフライブルグ大学教授ヴィットコップによって「戦没学生の手紙」が蒐録され、岩波新書の一冊として翻訳が刊行されていた。
— 宮本百合子 『「どう考えるか」に就て』 青空文庫
支那方面より蒐録した材料の豐富なことは、確に前人に卓越して居つて、西洋人としては隨分努力を要せしことと想像さるるが、書物の性質上當然とはいへ、Groot は醫療の目的で人肉を食用する場合のみに重きを置き、その他の場合に於ける支那人の Cannibalism を紹介することが甚だ十分でない。
— 桑原隲藏 『支那人間に於ける食人肉の風習』 青空文庫