畑地
はたち
名詞
標準
farmland
文例 · 用例
広々した畑地に霜解けを踏んで、冬枯れの木立の上に高い蒼空を流れる雲でも見ながら、当もなく歩いていたいと思う。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
お菓子を、あげますから」と言つて、せんべい一枚をヒユウと向ふの畑地へ投げてやります。
— 太宰治 『このごろ』 青空文庫
低い夏山、山の中腹までは畑地である。
— 太宰治 『貪婪禍』 青空文庫
あまりきらきらする河原には私の搜すやうな畫題はなかつたので、河と此れに並行した丘との間の畑地を當もなく東へ歩いて行つた。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
又いくら廣くても其の面積は吾々の下駄ばきの足を容れる事を許さない爲に、なんとなく行き詰まつた窮屈な感じを與へるが、畑地ならば實際何處でも歩いて行けば行かれると思ふだけでも自由な舒びやかな氣がする。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
とある谷を下つた處で、曲りくねつた道路と、其の道傍に榛の木が三四本眞黄に染まつたのを主題にして、稍複雜な地形に起伏する色々の畑地を畫布の中へ取り入れた。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
なるほど背中合わせに一軒の屋敷があるだけで、右も左も広い畑地であった。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
三日目に、彼は、津浦線ガードの東北の畑地で、新しく盛られた土饅頭の下から、埋められた惨殺体を発見した。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
作例 · 標準
広大な畑地が地平線まで続いていた。
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新しい作物を育てるために、整地された畑地が用意された。
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昔は一面の畑地だったが、今では住宅地になっている。
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