求め合う
もとめあう
動詞
標準
文例 · 用例
そして、真の夫婦というものは互により高い一人を求め合う面で結ばれているものだし、又一人で歩いてゆかねばならぬ、まじり合ってしまってはいけないとしきりに云って居る。
— 一九三八年(昭和十三年) 『獄中への手紙』 青空文庫
そして、そのようなわかりあえるあいてとして互を見出したとき、互に感じる魅力の飽きなさと、調和と、求めあう心などこそ恋愛の精髄で、それは結婚生活の永い年月を経ていよいよ豊富にされ、高められてゆくものだと知っているだろうと思う。
— 宮本百合子 『結婚論の性格』 青空文庫
これが相慕い、たがいに求めあう運命のきずなじゃ――という、思いがけなくも委細を知るらしい越前守忠相のことばに、泰軒は、ううむとうなって忠相を見た眼を盤へおとして、ガッシと腕を組んだ。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
そして再会の日にはと、なおあらゆる手段と手懸りを各※求めあうべく立ち別れたが、その帰途、新七がひとりわが家へ急いでいると、町の入口で、呼びとめる者があった。
— 吉川英治 『黒田如水』 青空文庫