習わし
ならわし
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #25254 · 青空 137 例
標準
custom
文例 · 用例
霞に紛れ、靄に交って、ほのぼのと白く、いつも水気の立つ処から、言い習わしたものらしい。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
或る友人から「服役中は留守宅の世話|云々」という手紙をもらい、その「服役」という言葉が、懲役にでも服しているような陰惨な感じがして、これは「服務中」の間違いではなかろうかと思って、ひとに尋ねてみたが、やはりそれは「服役」というのが正しい言い習わしになっていると聞かされ、うんざりした事がある。
— 太宰治 『未帰還の友に』 青空文庫
泣けもせずキョトンとしているのを引き取ってくれた彦根の伯父が、お前のように耳の肉のうすい女は総じて不運になりやすいものだといったその言葉を、登勢は素直にうなずいて、この時からもう自分のゆくすえというものをいつどんな場合にもあらかじめ諦めておく習わしがついた。
— 織田作之助 『螢』 青空文庫
京の木屋町には寺田屋の寮があり、伊助は京の師匠のもとへ通う時は、そこで一晩泊ってくる習わしだった。
— 織田作之助 『螢』 青空文庫
このころの習わしで、小さい貸家などは家主がいちいち案内するのは面倒くさいので、昼のうちは表の格子をあけておいて、誰でも勝手にはいって見ることが出来るようになっていた。
— 岡本綺堂 『月の夜がたり』 青空文庫
そして、彼女の属している階級は一度結婚をした女性がその夫を失ったのちに、再婚によって幸福を得るというようなことはほとんど絶無と言ってもいいような習わしの中に横たわっていた。
— 佐左木俊郎 『街頭の偽映鏡』 青空文庫
御熊野横町の名は昔から呼び習わしていたのであるが、近年は更に羅生門横町という綽名が出来た。
— 唐人飴 『半七捕物帳』 青空文庫
さればこの蛇の害に依って水死せる者を、その肛門の常ならざるについて、皆|水虎の業とはいい習わしたるものか云々。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
この村には、元旦の朝に家族全員で井戸水を汲むという古い習わしがある。
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時代の変化とともに、かつての習わしが廃れていくのは寂しいものだ。
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郷に入っては郷に従えという言葉通り、現地の習わしを尊重することが大切だ。
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