両部神道
りょうぶしんとう
名詞
標準
Shinto-Buddhist amalgamation
文例 · 用例
廟は久しく道教と仏教とを混じ、日本流に云へば両部神道風で、猶いろいろの迷信的な行事が附随してゐるらしい。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
陰陽神道・両部神道・儒教的神道・衛生神道・常識神道などに安住して、自由に古代研究をせなかつた為である。
— 常世の国 『古代生活の研究』 青空文庫
「勝重さん、来てごらん、これが両部神道というものだよ。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
ここはもはや両部神道の支配するところでもない。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
エタを特別に賤しんだものは、彼らが穢物に触れ、或いは殺生・肉食等を行ったという点から、仏教家並びに両部神道家の忌むところとなった為である。
— 喜田貞吉 『エタに対する圧迫の沿革』 青空文庫
両部神道が起って、神様が肉の穢れを忌み給うという思想が盛んになっては、彼らは一層|嫌われるの運命に陥りました。
— 喜田貞吉 『特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ』 青空文庫
その後両部神道の思想から、所謂触穢の禁忌がやかましくなっても、ただその穢に触れたものだけが、一定の期日間神に近づく事を避けるを要としたのみで、人そのものが穢れたものだとはしなかった。
— 喜田貞吉 『「エタ」名義考』 青空文庫
また曰く、「陽の精なるものは天に上り、陰の霊は根の国に下る」と)両部神道口決鈔曰、此不生不滅本覚本来之真心、雖一睡一露無念無相太極之地不増不減、死又不滅也。
— 井上円了 『通俗講義 霊魂不滅論』 青空文庫
作例 · 標準
両部神道は、日本の神々を仏教の仏や菩薩の化身とみなす考え方だ。
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この地域の古い寺社には、両部神道の名残を示すものが多く残っている。
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彼は、地元の祭りの起源を調べるうちに、両部神道という考え方に行き当たった。
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