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流俗

りゅうぞく
名詞
1
標準
文例 · 用例
不満と不平とに胸をわくわくさせて居ながら、何にも云はずに立ち廻つて行く流俗が却つて幸福であることを今更らしく思つても見なければならなかつた。
平出修 計画 青空文庫
そんな同情のない事件の弁護をやつて、流俗の思はくがどうなるであらう。
平出修 畜生道 青空文庫
さうすると俺は、流俗の批判を恐れたものともなり、報酬の無いので拒絶したものともなる。
平出修 畜生道 青空文庫
不滿と不平とに胸をわくわくさせて居ながら、何にも云はずに立ち※つて行く流俗が却つて幸福であることを今更らしく思つても見なければならなかつた。
平出修 計畫 青空文庫
――けれども其苦痛が後から薬になるんだつて、もとは君の持説ぢやなかつたか」「そりや不見識な青年が、流俗の諺に降参して、好加減な事を云つてゐた時分の持説だ。
夏目漱石 それから 青空文庫
それを引き延ばすと、既婚の一対は、双方ともに、流俗に所謂不義の念に冒されて、過去から生じた不幸を、始終|嘗めなければならない事になつた。
夏目漱石 それから 青空文庫
と云うものは凡て是等の現象界の奥に自己の本体はあって、此流俗と浮沈するのは徹底に浮沈するのではない。
夏目漱石 高浜虚子著『鶏頭』序 青空文庫
従って流俗で云う第一義の問題も此見地に住する人から云うと第二義以下に堕ちて仕舞う。
夏目漱石 高浜虚子著『鶏頭』序 青空文庫