力負け
ちからまけ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
losing by being overmatched
文例 · 用例
猶まだ幾首も挙げることが出来るが、いずれも此方負け、力負けの哀しい歌のみで、しかも何となく兼盛がかわゆそうに年が相手よりも老いているような気味合が見える。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
公平に見たなら二葉亭の方が暴君で、細君の方は極めて柔順な奴隷であったろうが、夫婦の間が暴君と奴隷との関係では互に満足出来るはずがないから、あたかも利刃を揮って泥土を斬るに等しい何らの手答えのない葛藤を何年か続けた後に、二葉亭は終に力負け根負けがして草臥れてしまった。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
蹠が地面にくつ附いてゐるうちは、どんな事があつても他人に力負けはしなかつたといふが、さすが希臘人だけに蹠と地面とを結びつけた解釈は偉いと言はなければならぬ。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
」 気力負けして、足下の砂地に澤が視線を落した隙を見て、余程たってから養子の方が口を切った。
— 水上滝太郎 『九月一日』 青空文庫
然し読書人は得て力負けがする。
— 別所梅之助 『石を積む』 青空文庫
恐さを知らぬ化物団は、勝っているうちはよかったが、力負けがしてくると大焦りに焦って、大真面目に機関車を後へ押し返そうと皆で揃ってワッショイワッショイやっているうちに、いつの間にか隧道の中へ押し籠められたのです。
— 海野十三 『崩れる鬼影』 青空文庫
軽いとはいっても、子供には力負けのするような父の竿を握って、私は錘を瀬脇へ放り込んだ。
— 佐藤垢石 『父の俤』 青空文庫
やはり、聴衆は神妙で、水を打ったような静かさですから、道庵の方でつい持ち切れず、とうとう力負けがしてしまいました。
— 畜生谷の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
体格の差がありすぎて、相撲では完全に力負けしてしまった。
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彼はどんなに頑張っても、経験豊富な相手に力負けしてしまう。
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議論では論理で勝っていたが、相手の勢いに力負けした。
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標準
losing by misusing one's powers
作例 · 標準
彼は自分の実力を過信し、無茶な戦法をとった結果、力負けした。
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焦ってしまい、普段ならしないようなミスを連発して力負けしてしまった。
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試合の終盤、冷静さを欠いたために力負けを喫してしまった。
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