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山橘

やまたちばな
名詞
1
標準
文例 · 用例
またぶりに山橘の実を作ってならせてあるのへ付けてあったのは、まだふりぬものにはあれど君がため深き心にまつとしらなん こんな平凡な歌であったが、常に心にかかっている人の作であるかもしれぬということで興味をお覚えになった。
浮舟 源氏物語 青空文庫
○この雪の消のこる時にいざ行かな山橘の実の照るも見む 〔巻十九・四二二六〕 大伴家持 大伴家持が、天平勝宝二年十二月雪の降った日にこの歌を作った。
斎藤茂吉 万葉秀歌 青空文庫
山橘は藪柑子で赤い実が成るので赤玉ともいっている。
斎藤茂吉 万葉秀歌 青空文庫
そして山橘の実が真赤に成っているのを見よう、というので、雪の中に赤くなっている藪柑子の実に感興を催したものである。
斎藤茂吉 万葉秀歌 青空文庫
なお、家持には、「消のこりの雪にあへ照る足引の山橘を裹につみ来な」(巻二十・四四七一)という歌もあって、山橘に興味を持っていることが分かる。
斎藤茂吉 万葉秀歌 青空文庫