あく抜け
あくぬけ
名詞動詞-サ変
標準
(state of) having got rid of something (e.g. bad taste)
文例 · 用例
そうとでも仮定しなければ他に説明のしかたのないほどに、あく抜けのしたヤンキータイプを見せていた。
— 寺田寅彦 『LIBER STUDIORUM』 青空文庫
主税がまた此地へ来ると、ちとおかしいほど男ぶりが立勝って、薙放しの頭髪も洗ったように水々しく、色もより白くすっきりあく抜けがしたは、水道の余波は争われぬ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
地金の軟かさと刃金の硬さとが不可言の調和を持っていて、いかにもあく抜けのした、品位のある様子をしている。
— 高村光太郎 『小刀の味』 青空文庫
ところで、貴公の青年振りは素敵に立派なものじゃの、あく抜けがしているわい。
— 佐藤垢石 『純情狸』 青空文庫
そのあく抜けのした話し口に小圓太は心を魅かれた。
— 正岡容 『小説 圓朝』 青空文庫
図がらもまたいかにもすっきりとあくぬけがして、斑女の面がたった一つ。
— 朱彫りの花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
もう少し飄然とした、あくぬけたところがなければいけない。
— 一九一六年(大正五年) 『日記』 青空文庫
あの方ばかりはどこからどこまで、きれいに枯れ切って、すっかりあくぬけがして居られます。
— 浅野和三郎 『霊界通信 小桜姫物語』 青空文庫
作例 · 標準
あく抜けした野菜は安全に食べられる。
あく抜けがまだの山菜は口に入れてはいけない。
完全なあく抜けを確認してから調理する。
あく抜けの程度を味わいで判断する。