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屋前

やど
名詞頻度ランク #9243 · 青空 0
1
標準
outside near the door to one's home
文例 · 用例
尤も、よく馴れたわれわれの手を遁げる遁げ方と時々屋前を通る職人や旅客などを逃避する逃げ方とではまるでにげ方が違う。
寺田寅彦 高原 青空文庫
去年と同じ家のベランダに出て、軒にかぶさる厚朴の広葉を見上げ、屋前に広がる池の静かな水面を見おろしたときに、去年の夏の記憶がほんの二三日前のことであったようによみがえって来た。
寺田寅彦 あひると猿 青空文庫
庭めいた屋前の芝生の先に木柵があって、木柵に並行した荷馬車の通うほどな広さの道の向こうには、かなり大きな収穫小屋が聳えて見えた。
有島武郎 フランセスの顔 青空文庫
路傍、屋前を流るゝ小川に、女多く菜を洗ふは、冬籠りの用意に、心は同じきにや。
大町桂月 碓氷峠 青空文庫
往年は屋前も作らずありしを中川飛騨守(勘定奉行たりしとき)検巡のとき命じて作らしむといふ。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
我れは屋前の椅子に、読みさせる書をまた開く。
與謝野晶子 晶子詩篇全集拾遺 青空文庫
立ちつづく、芝居小屋前の幟が、ハタハタと、吹かれて鳴るのも、寒む寒むしい。
三上於菟吉 雪之丞変化 青空文庫
天平十一年夏六月、大伴家持は亡妾を悲しんで、「妹が見し屋前に花咲き時は経ぬわが泣く涙いまだ干なくに」(巻三・四六九)という歌を作っている。
斎藤茂吉 万葉秀歌 青空文庫
作例 · 標準
屋前で近所の人たちが楽しそうに井戸端会議をしていた。
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彼は屋前に立って、遠くから帰ってくる家族を待っていた。
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子供たちが屋前で遊んでいる声が、家の中に聞こえてくる。
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