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名詞
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標準
文例 · 用例
そは舟も髪児が流れに浮くる笹舟の如くさゝやかにして、浪の舟腹打つ音すら、するかせぬかといふ程なるより、魚も流石に嫌はぬなるべし。
幸田露伴 鼠頭魚釣り 青空文庫
特に今年は樺山伯の孫女が、垂のろうろうしさを以て、繊小な足跡を山上の火山灰に印したと聞いては、眉を描き、眼尻を塗り、蘇芳に頬を染める女学生すらある今日に、吾党のため実に大なる援助を得たものと思われてうれしい。
島木赤彦 女子霧ヶ峰登山記 青空文庫
名利の外に身を處けば、自から嫉妬の念も起らず、憎惡の情も萌さず、山も川も木も草も、愛らしき垂も、醜き老婆も、我れに惠む者も、我れを賤しむ者も、我れには等しく可愛らしく覺えぬ。
高山樗牛 瀧口入道 青空文庫
」公かつて鎌倉山に覇気の寒きをあはれみ、頼朝の像を撫すること、恰も垂児を愛づらむがごとかりき。
蒲原有明 松浦あがた 青空文庫
で――退出を待ち構えているとやがて森|可成は、まだ、六、七歳にしかならない髪の童の手をひきながら、拝領のお菓子を片手に持って、退って来た。
第二分冊 新書太閤記 青空文庫
見ると、自身で作った三体の土の御像をそこにすえたまま、あのがみの童子は、合掌したまま、さっきと寸分もたがわぬ姿をそこにじっとさせていた。
吉川英治 親鸞 青空文庫
腕を捲って、右の肩をすこし昂げ、左の手に、泣いているがみの童子を抱きよせていた。
吉川英治 親鸞 青空文庫