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忠義立て

ちゅうぎだて
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
loyalty
文例 · 用例
母がぱっぱという出任せのわが子に対しても見境いない憎悪の言葉を耳に咎めて、反射的にたしなめるそのことが一時の忠義立てや侠気の做す業にしても、も一つその底の慾には朝夕虐げられつけている母に向って一ときでも立優った気持になり姐御になり度いのでございましょう。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
お妾が余計な忠義立てをして、無理に自分たちの仲を裂くのだと一途に思い込んで……。
新カチカチ山 半七捕物帳 青空文庫
義雄はお鳥を戀しいのは戀しいが、もとの樣にかの女に忠義立てをするほど誠實ではなくなつてゐる。
放浪 泡鳴五部作 青空文庫
これはひどく苦痛なので、清掃課長にその旨を云つたことがあるが、彼は、ここぢや人員が過剰なとこへ君たちが割り込んで来たのだ、国家が君たちに食扶持を支給する表面の名義だけつければいいのだから、別にそんなに忠義立てして仕事する必要はないと答へた。
武田麟太郎 現代詩 青空文庫
呉青秀が痴呆状態に陥ったものとすれば、自分が古今無類の馬鹿者であった、当もない忠義立てのために最愛の妻を犬死にさせた……という事を、義妹の芬女の説明でハッキリ思い当った刹那に、茫然自失してからの事であろう。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
以前、赤島家の書生であった警察署長の津留木万吾は忠義立てに哲也を捕まえて手強く諫言すると「音絵を貰ってくれぬから自暴糞になったんだ」という返事であった。
夢野久作 黒白ストーリー 青空文庫
又、雇男の東作は、そんな事を全然知らなかったらしく、ロスコー夫婦の常識を超越した変態恋愛遊戯に閉口させられながらも、先代以来の恩を思って一途に忠義立てをしていた者であった事がその後、数次の取調によってヤット了解された事を附記し得るのみである。
夢野久作 S岬西洋婦人絞殺事件 青空文庫
そして、(昨日まで、斉興に忠義立てして、当主が代ると、又、斉彬の味方になる――頼むまじき人心) と、思った。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
作例 · 標準
彼は親友のために忠義立てをして、その窮地を救った。
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家臣は主君への忠義立てを貫き、最後まで戦い抜いた。
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「わしはあいつに忠義立てをするつもりだ」と彼は言った。
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