樋嘴
ひはし
名詞
標準
gargoyle
文例 · 用例
ここに見る石鬼の樋嘴は石葺屋根の水を吐き出して、臺に、窓に、隅折上に、鐘樓に、櫓に、軒に、足場に、この入り雜つた深穴へ落すのだ。
— LE MACON 『石工』 青空文庫
身体感覚は死に絶え、恐怖すらもが亡霊の如く流し目をくれる不動不能の樋嘴に成り果てた。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『時間からの影』 青空文庫
と、何も文学の事を云ひはしないで、たゞ「陽気に」と云つてゐる。
— 中原中也 『文学に関係のない文学者』 青空文庫
ああこのばうばうたる白日の野邊を訪ねて行つてもむかしの失はれた幸福に出逢ひはしない。
— 萩原朔太郎 『敵』 青空文庫
私は既に言ひはしなかつたか?
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から』 青空文庫
が、人々はそんな風に語り合ひはしてゐたけれど、何物も變らなかつた。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から』 青空文庫
)いままではおまへたち尖ったパナマ帽や硬い麦稈のぞろぞろデックを歩く仲間と苹果を食ったり遺伝のはなしをしたりしたがいつまでもそんなお付き合ひはしてゐられない。
— 宮沢賢治 『『春と修羅』補遺』 青空文庫
いまだと早速千匹屋へでも卸しさうなものを、彼の川柳が言ふ、(地女は振りもかへらぬ一盛り)それ、意氣の壯なるや、縁日の唐黍は買つて噛つても、内で生つた李なんか食ひはしない。
— 泉鏡太郎 『春着』 青空文庫
作例 · 標準
古い教会の屋根には、奇妙な顔をした樋嘴が並んでいる。
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嵐の夜、樋嘴から激しい雨水が勢いよく流れ落ちていた。
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あの建物は樋嘴のデザインが特徴的で、遠くからでも目を引く。
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