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垂れ絹

たれぎぬ
名詞
1
標準
hanging silk
文例 · 用例
これまで上へあげて掛けてあった几帳の垂れ絹はおろせばいいだけであったし、畳の座なども少し置き直すだけで済んだのである。
若紫 源氏物語 青空文庫
几帳の垂れ絹を引き上げて源氏が中を見ると、夫人は美しい顔をして、そして腹部だけが盛り上がった形で寝ていた。
源氏物語 青空文庫
「長くお逢いしなかったうちに、とても大人になりましたね」 几帳の垂れ絹を引き上げて顔を見ようとすると、少しからだを小さくして恥ずかしそうにする様子に一点の非も打たれぬ美しさが備わっていた。
源氏物語 青空文庫
几帳の垂れ絹が乱れた間からじっと目を向けていると、宮は頬杖をついて悲しそうにしておいでになる。
澪標 源氏物語 青空文庫
しかし、三輪の杉ではないが、この前の木立ちを目に見ると素通りができなくてね、私から負けて出ることにしましたよ」 几帳の垂れ絹を少し手であけて見ると、女王は例のようにただ恥ずかしそうにすわっていて、すぐに返辞はようしない。
蓬生 源氏物語 青空文庫
源氏は几帳の垂れ絹を横へ引いてまたこまやかにささやいた。
松風 源氏物語 青空文庫
垂れ絹はすべて五月の朝のSAVOY平野の草の色だった。
Mrs. 7 and Mr. 23 踊る地平線 青空文庫
はるばると長い列になって置かれた車の、垂れ絹の風に開く中から見える女衣装は花の錦を松原に張ったようであったが、男の人たちの位階によって変わった色の正装をして、美しい膳部を院の御車へ運び続けるのが布衣たちには非常にうらやましく見られた。
若菜(下) 源氏物語 青空文庫
作例 · 標準
舞台の背景には、豪華な赤い垂れ絹が飾られていた。
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日差しを遮るため、窓辺に白い垂れ絹を掛けた。
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中世の城では、部屋の仕切りとして垂れ絹が使われることがあった。
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